LOG IN

g.o.a.t の利用規約を作りました

by hrgr_Kta

こんにちは、@hrgr_Kta です。
企業法務なブログを書くのは久しぶりです。

7月27日に g.o.a.t というサービスがβローンチしました。
その利用規約について少し書いてみたいと思います。
というのも、この利用規約を作ったのは私だからです。

今までにない利用規約を

g.o.a.t の事業部門責任者と、ある日こんな会話をしました。

事業部門責任者

新しいサービスの利用規約を作って欲しいんだよね、今までにないやつ

hrgr_Kta

お、わかりましたー

事業部門責任者

ややこしくてわかりにくいやつじゃ誰も読む気しないから、今までにない斬新なものを作ってよ

hrgr_Kta

おおう、斬新ですか…ちょうど考えてたことがあるんでやってみます

利用規約はこれまでそれなりにたくさん作ってきたので、それらを踏襲することは簡単です。
ただ、それでは「ややこしくてわかりにくい」ものになり、「誰も読む気」がしないのかもしれません。
利用規約はサービスを使用するための「契約」の内容である以上、ユーザーにも理解してもらいたいです。

ユーザーフレンドリーを目指して

新しい利用規約は、これまでとは全く違うものにしようと考えました。
自分たちのサービスは誰もが契約内容を理解した上で使用されるものでありたいと願うものです。
ユーザーにとって理解しやすいもの、すなわち「ユーザーフレンドリー」を目指そうと思いました。

とはいえ、ただのポエムを書いていても仕方ありません。
いざとなれば法廷でこの利用規約が使われる場合もあります。
そういう意味では、ユーザーフレンドリーであると同時に利用規約としての性質も保たねばなりません。

骨格を作る

まずは利用規約をいつものように作ります。
作ると言ってもいきなり「第1条」みたいなことはせず、おおまかな項目をピックアップします。
いわば利用規約の「骨格」のようなものです。

おおまかに、「登録手続きと利用規約への同意」「著作権等」「禁止事項」「責任」「紛争」「サービス内容および利用規約の変更」としています。
最低限必要な事項を揃えて、利用規約としてきちんと使えるものを目指します。

肉付けをする

「第●条」というのをとりあえずやめることにしました。
あくまで g.o.a.t というサービスを使ってくれるユーザーに語りかけることを考えました。
そのためには肩肘張った口調ではなかなか受け入れられないかなと思ったのです。

法的拘束力を持たせるのに「第●条」という書きぶりが必要とは思えません。
読みやすいかつ法的拘束力を持たせる、というと語弊がありそうですが、そこは考えねばなりません。
どうしてそのような内容にするのか、ある程度理由も書いていくことにしました。

まずまず好評

おかげさまで、事業部門責任者はもちろん開発メンバーにも評価してもらっています。たぶん。
社内の何人かに見せた時の反応でおもしろかったのは「これって英文から作ったの?」です。
でも実際はまず日本語ありきでそこから英訳をしている、というと意外だと言われます。

ユーザーからの反応を知りたいというのが正直な気持ちです。
と同時に、同業な人たち、つまり企業法務クラスタの反応を知りたいです。
こてんぱんにされそうな気もしますが……。

いずれは強化します

g.o.a.t はまだβ版です。
今後正式版がローンチしたり、さらに機能が複雑化していくことも考えられます。
その時には、今の利用規約では諸々の問題に対処しきれないかもしれません。

そうなると今の利用規約をもう少しビルドアップする必要が出てくるでしょう。
もう少し長めの文章になるかもしれません。
ユーザーのみなさんがこれを読んだら、嫌な予感を抱かせるかもしれませんね。

とはいえ、今のユーザーフレンドリーを失いたくもありません。
ユーザーが読みやすい、その上で g.o.a.t を使ってくれる、というところは見失わないようにします。
僕ら企業法務の真骨頂が、ここで試されるのかもしれませんね。

おわりに

公的サービスではない以上、いろいろとわがままを言うこともあるかもしれません。
それでも g.o.a.t に関わる人すべてが、幸せであるといいなあと願っております。
自分がその幸せに少しでも携わることができれば、私にとってはこれ以上ない幸せです。

ではでは。



hrgr_Kta
OTHER SNAPS