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第4回法務系ライトニングトークに行ってきました #legalLT

by hrgr_Kta

こんにちは、 @hrgr_Kta です。
残念なことにアウトプットもインプットも全然足りておりません。

もう2週間前のことになりますが、9月14日に法務系ライトニングトークというものがありました。
法務界隈でもあるんですよ、ライトニングトークというものが。既に第4回を数えます。
私は第1回に聴講で参加したのみで、今回は久々の参加(やっぱり聴講側)となりました。

過去最大規模の法務系ライトニングトーク

今回は阿佐ヶ谷ロフトAという少し大きめの会場にて行われました。
まさかの総勢約100名が参加するというちょっとした一大イベントです。
そして登壇者は25名となかなかの充実っぷりでございました。

ちなみにライトニングトークの登壇者とネタは以下の通り。

01. shibaken_law M&A法務あるある
02. Noooooooorth 中小企業あるある(株主総会編)
03. dtk1970 外資系法務あるある
04. KSUTO 銀行法改正と大きくない銀行の行く先について
05. 飛鳥(kiwi250r) 「法務」と「ふくし」の接点
06. 吉峯耕平 ドキュメント・レビューって日本企業に関係あるの?
07. いけだつよし (独禁・贈賄)コンプライアンス・プログラムをアップグレードしませんか?
08. micni 英国企業のM&A
09. 大西洋一 社外の「ヤバイ人」対応について
10. かしを 取締役役会実効性評価の実務
11. hellmoot 若手弁護士の領域拡大の倫理と資本主義の精神
12. okuboka 弁護士過疎地域の弁護士業務の課題
13. s.sekita リーガルジャーナリズムの可能性
14. nanasechan BtoBのクラウドサービス
15. keiarima レップリーガル?と弁護士広告の話
16. msut 正しい会社の売られ方
17. ろじゃあ 法務担当者のキャリアプラン、弁護士のキャリアプラン
18. はやや7 GitHubを利用した法務業務のグランドデザイン
19. katax AIと著作権あるある
20. hiro_ocean 口コミ審査あるある
21. marumichi0316 最近の民事最高裁の実情
22. 伊藤雅浩 謝罪と反省の法務
23. kawailawjapan 企業法務系ブログを5年書き続けて
24. keibunibu 企業の中の法務関係者はSNSでどこまで身分を明かしてしまっていいのか
25. 刑裁サイ太 おもしろ判例百選

法務界隈では名の通った錚々たるメンバーが勢揃い、という何とも贅沢なラインナップ。
このライトニングトークを見ず聞かずして法務界隈は歩けません。
というのは言い過ぎですが、法務に少しでも携わっているなら必見だと思いますよ。

全体的にどんな内容だったのか、知りたい方はtogetterの方にまとめられていますのでこちらを。
@katax さんがいつものようにさっくりといい感じにまとめてくださいました。
ちなみに今更ですが、@katax さんは @takujihashizume さんと並んでこの法務系LTの発案者ですね。

自分的備忘録という名の殴り書き

それぞれのライトニングトークから、自分が気になったことを勝手につらつらとメモします。
自分の領域に関連するところを中心にピックアップしてみます。

01 shibaken_law さん M&A法務あるある

M&Aあるあるありすぎでしたね。
今後自分が本格的に携わる場合に気にしたほうが良さそうな項目がいろいろと。
修正履歴消しちゃっていいか問題は永遠の課題ですね。
なお、当日使用されたスライドはブログの方にアップされてらっしゃいます。

02. Noooooooorth さん 中小企業あるある(株主総会編)

そういえば静かだなと思っていましたが、まさかTwitter卒業をされていたとは驚きでした。
私も非上場の中小企業ですが、結構知識として足りないと思う場面が多いです。
でも株主総会開いてないのに議事録があるとかそういうのはやってないです、はい。

07. いけだつよし さん (独禁・贈賄)コンプライアンス・プログラムをアップグレードしませんか?

コンプライアンスを推進しすぎるとビジネスチャンスを潰される、というのはよく言われます。
でも果たして本当にそうなのか、実は違うんじゃない?というのを私たち法務は伝えないといけません。
会社にうまく根付かせられるよう戦略的に考えないといけませんよね。

09. 大西洋一 さん 社外の「ヤバイ人」対応について

スライム先生はTwitterではよく、というか毎日お見かけしますが、実物は初めてで軽く感動。
法務部はリーガルリスクばかり見ないでレピュテーションリスクも考慮しないとダメよ、という話。
会話は録音されるし文書は公開されるんだからきちんと考えて対応しないとね、と。
スライドなしのアンプラグドでも大変わかりやすくおもしろい内容で、とても参考になりました。

14. nanasechan さん BtoBのクラウドサービス

修正を拒絶すべくWordファイルではなくPDFファイルを送られる、って本当にあるあるです。
みんなこの辺結構反応してるあたり、やったりやられたりすることがやはり多いのかもしれません。

16. msut さん 正しい会社の売られ方

こちらもスライドなしのアンプラグド、なのに大変おもしろかったです。
実際に2度も売られる側にいた立場の方なので、説得力が並のものではありませんでした。
対象会社の法務の意地、というワードがぐっと来ます。
ギリギリを攻めるブログの書きぶりも、大変参考になります。

17. ろじゃあ さん 法務担当者のキャリアプラン、弁護士のキャリアプラン

実はブログと噂くらいしか知らなかったろじゃあさん。
会社のことを知らなければ法務はできない、至言でした。
担当者、管理者、経営者、自分はどの道に行く?というのもぐさりと刺さりました。
法務担当者は弁護士ではなくてはならないのかという問いにどのような答えを出すべきか。
至言が多すぎて書ききれませんが、本当に考えさせられることばかりで素晴らしいLTでした。

18. はやや7 さん GitHubを利用した法務業務のグランドデザイン

GitHubは利用規約だったり契約書の雛形だったり社内規程だったりで活用できるのではと思います。
実際に導入してるという話もあることですし、自分もぜひやってみたいと思っています。
一応ITな企業なわけですし、助けてくれる人はたくさんいるし。
海外では法律自体をGitHubで版管理しているところもあるようなので、企業ならなおさらですね。

19. katax さん AIと著作権あるある

kataxさんのキャッチーな鉄板ネタはいつまで経っても賞味期限が切れず、いまだに笑ってしまいます。
AIの権利能力って、という話は今後どんどん出てくるのでしょうね。
自分がいる世界ではこのような新しい問題が次々出てくるので、早め早めに掴んでおきたいです。
今回のLTの中で最も新鮮なネタだったと思います。

20. hiro_ocean さん 口コミ審査あるある

これまたお約束?になりつつあるネタで冒頭からみんなの心を鷲掴みにするhiro_oceanさん。
それはともかく、ネットでの口コミというのは自分にとってそう遠くないネタかなと思います。
法務としてはバランス感覚がかなり問われる場面が出てくるのだろうなと想像して聞いていました。

22. 伊藤雅浩 さん 謝罪と反省の法務

システム開発にかかる紛争のセミナーで初めてご尊顔を拝見した伊藤先生がさらに近くに…。
などというミーハー心はともかく、このネタは大変参考になりました。
謝罪というものを事業部に任せてしまっていいものか、いつも悩んでしまいます。
大したことがないと思われる案件も、気付けばとんでもないトラブルに発展するかもしれません。
法務がどのタイミングでどのように介入していくのか、ちょうど悩んでいたところにこのネタはありがたかったです。
単なる謝罪であれば問題にはならないが、分析を伴った謝罪は証拠として扱われる可能性が高い、という話にハッとしました。
営業部門が勇み足で謝ってしまうと後に戻れなくなる可能性が高い、というのは本当にそう思います。
あとやっぱりスルガ対IBMの案件は自分できちんと咀嚼しないとなあと思いました。

23. kawailawjapan さん 企業法務系ブログを5年書き続けて

速報性、オピニオン、キャラ出し、の3つがブログを書く上で重要視している、というのは大変参考になりました。
アウトプットするためにインプットを行い、それがまた良質なアウトプットを生み出す。
LTを聞いていてしみじみ反省する次第です。

24. keibunibu さん 企業の中の法務関係者はSNSでどこまで身分を明かしてしまっていいのか

企業法務も弁護士も、SNSでは身バレさせてる人、させてない人で二分されています。
そうは言ってもSNSなんて所詮オフィシャルな場なので身バレするのは当たり前なのですが。
なのでバレる前提で書く、というのはもっともだと思いました。とても大事。

25. 刑裁サイ太 さん おもしろ判例百選

トリは大嘘判例八百選で有名(法務界隈で)なサイ太先生。
紹介された判例は2つとも笑えましたが、「他人事だからこそ我々の仕事は楽しい」というまさかの強烈なメッセージできれいに締められました。
完全な他人事とかどうでもいいことだとかそういうことではない、適度な距離感という意味ですね。
「私」という個人が炎上していてはとても楽しむ余裕などできないですものね。

今回のライトニングトークの感想

とても楽しかったです。参加者みんな盛り上がりましたし、充実していました。
登壇者のみなさんは見事なまでに5分という持ち時間をきっちり守っていて本当に素晴らしかったです。
レジュメなしのアンプラグドなLTもびっくりするくらい頭に入ってきて、これは意外でした。
良いネタ、良いプレゼンはレジュメなんて関係ないんだなと勉強になります。
私としては、やはり伊藤先生のLTが即戦力になってくれるネタで一番聞き入りました。
ただ他のネタも膝を打つものばかりで、広く深くインプットができたと思います。
あと、途中で始まった即売会でサイ太さんの大嘘判例八百選をさっさと並んで購入すればよかったです…。

ちょっとした私見

蛇足程度に私見ですが、今回は登壇者に弁護士の方が多かったように思います。
なので、企業法務とは違う方向にズレていってしまうのではないか、という不安が開催前にありました。
蓋を開けてみればそこまでズレることもなくて安心したのですが。
どこに向かってこのライトニングトークが進むのか、今後は注視していかないといけませんね。
そういう意味で、企業法務(企業の中の人)と弁護士(企業の外の人)のバランスが大事かもしれません。
むしろ中の人が多くなるともっといいのかもしれないなあと思ったりしました。

終わりに

このような素晴らしいイベントを企画してくださったshibaken_lawさんに心より御礼を。
言い出しっぺになる、というのが一番高いハードルかと思います。
私のような中途半端な知識しか持たない法務パーソンにとって、これほど貴重な時間はありません。

shibaken_lawさんとともにこのイベントに携わってくださった運営のみなさまにも感謝を。
アットホームな雰囲気かつうねるような盛り上がりっぷりはみなさまのご尽力あってこそ。
今後もこのようなイベントに参加させていただければこれほど嬉しいことはございません。

予定は未定ですが、そろそろ登壇者側に立ってみたいなあと思ったり。
それまでにもっともっと自分の方向性を確立しておかないといけないですね。
見えてるような見えてないような…うーん、とりあえず頑張ります。

ではでは。

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